気ままな詩人

48グループの創作小説を書いています。じゅりれな、さやみるきーメインになります。SKE、NMBの支店推しです。苦手な方は退室ください。

あとがき

sing a songを読んでいただいてありがとうございました。
途中仕事が忙しくなり間開きましたが、なんとか書ききることができてよかったです。
僕マをかけよってところですが・・・まぁおいおい書いていけたらいいなと思っております。

さや姉のコンサート観てて「ずっとずっと」がすごく好きになりまして
話の中に入れたくなりました(^^)
プライオリティーは衝撃的過ぎて、それを含め書きたいなーと思い・・・
実はサプライズで、山田も場をつなぐためにバンの中でしゃべってるということにしてみました。

一応現実の流れのなかにいかに妄想ストーリを入れるかって感じで書いてみました。

どうだったでしょうか?
私が書くさや姉はかなり奥手の真面目ちゃんなのでやきもきする人も多いかと思いますが・・・
好きってなって時間がたつとなかなか言い出せないものだと思うんですよねー
勢いだけではできないことってあるよねーと思い、いつもヤキモキする感じになってしまうというね(^^;)
またぼちぼち書いていこうと思いますのでまた覗きにきてください。
ありがとうございました(^^)

sing a song⑮ 終

そして、コンサートが終わり・・・

「はい、目線こっちにお願いしまーす」

私は劇場にかかった自分の写真を外し

カメラに向かって笑顔を向けていた

卒業公演が終わり

私のアイドル人生が終わった

「さやねぇー・・・さみしい」

「彩さーん」

楽屋で泣く美瑠をなだめながら

メンバーたちと別れを惜しんだ

ーーー

そして・・・

私はNMB劇場を後にする

本当にこの8年間いろいろあったな・・・

そう思い

一礼した

「さて・・・今からが勝負や」

そうつぶやき、携帯を手に取った

ーーー

「もしもし、あぁうん、もうすぐ着く」

私はタクシーに乗り込み

約束した場所に向かっていた

もちろん、ギターを抱えて・・・

ブロロロ・・・

タクシーが降り立ったところは

海の見える公園だった

「すまん、遅くなって」

「ううん。いけるよ」

そこには帽子を目深にかぶったみるきーがいた

「卒業おめでとう」

そういってみるきーは小さな花束を差し出した

「ありがとうな」

「うん」

「でな・・・私、アイドル卒業したらするって決めてたことあんねん」

「なに?」

「歌、聞いてくれるか?」

「彩ちゃん・・・」

「ホンマは卒業に向けて書いてたんやけど、秋元先生がさ大事な人のために歌うといいよって言ってくれて・・・その・・・みるきーのこと考えてつくったから、聞いてほしいねん」

「うん、わかった。ありがとう」

「・・・ほな、いくで」

チューニングをかるくし、弾き始める

みるきーは私の隣に座り、じっと見つめていた

今まで思っていたこと8年間の思い

言えない苦しさ、愛しさ

その思いを

ただ・・・君だけに歌う


ーーーー

ジャーン・・・

パチパチパチ・・・

みるきーは目に涙をためて拍手をしてくれた

「ありがとう。彩ちゃん」

「みるきー・・・」

私はギターを横に置き、みるきーの方を向いた

ドッドッドッ・・・

心臓の音がうるさい

「・・・もー」

みるきーはくすっと笑って

私の方に近づいて座った

「もう、アイドル卒業したんやろ?」

「あぁ・・・」

そうやな

今まで、長かった・・・

みるきーのその言葉にすべてのしがらみが取れた気がした

アイドルとか恋愛禁止と女とか

そんなのもう気にしなくていい

私は・・・

そっとミルキーを抱きしめ

「私はみるきーのことが・・・好きや」

耳元でそっとささやいた

「うん。私も大好きやで」

「「・・・」」

見つめあい

どちらかともなく、互いに唇を寄せる

溶けてしまいそうなほど

幸せだった


「・・・なんか、照れ臭いね」

「あぁ・・・」

「でも、こうして一緒におれてうれしい」

みるきーは笑って私の肩に頭を置く

「でも、彩ちゃんも芸能界におるし、浮気したらあかんよ」

「それはこっちのセリフや」

「大丈夫。どんだけ待ったと思てんの?」

「まぁ・・・そうか・・・」

「だから、片思いしてた分ずーっと大事にしてや」

「あぁ、大事にするわ」

私は星空を見上げる

そう・・・

ずっとずっと君だけなんだ

僕が愛せる女性は一人・・・


ーFIN-

sing a song⑭

わぁぁぁっ!!

久しぶりのステージはキラキラして

あっという間だった

うれしかったのは彩ちゃんが曲中でもぎゅってしてくれたこと

なんかうれしくてついにやにやしちゃった・・・

トークでも「彩ちゃん」っていうとみんなが反応してくれて

つい何回もいっちゃった

「感想は後で言うな」

そういうと彩ちゃんは照れ臭そうだった

それはまた後で会おうってことだから

それに、まだ最後までライブが終わってない

彩ちゃんが言ってた最後の曲も聞いてないから・・・

ーーー

そして

『みなさーんこの曲が最後になります!』

彩ちゃんがそう叫んで流れたイントロは

『ずっとずっと』だった


ずっとずっと君だけなんだ・・・


モニターを見ながら

涙が流れてきた

彩ちゃんもずっと・・・思ってくれてたんや

ーーー

「ったく、彩もくさいことやるわ」

「ももちゃん」

「今回彩が全部セトリ考えたらしいで」

その後ろでは里香ちゃんがニヤッとして現れた

「最後の曲にこれもってくるんや、完全にみるきーへのメッセージやんな」

「ほんま、喧嘩して素直になれんとか歌詞ぴったりやん」

「ま、でも彩らしいよなー」

「ついに恋愛解禁やしー」

モニターの後ろでまーちゅんや里歩ちゃんら1期生がぞろぞろと集まってきた

そして、ニヤニヤと私を見る

「みんな・・・もしかして」

私が彩ちゃん好きなのバレてる?

「ま、そういうことや」

そういって里香ちゃんは私の肩をたたく

「もしかして・・・今回の件って」

「そ、1期生のサプライズ。お互い素直にならんかな」

「!!」

わぁぁぁぁっ!!

コンサートが終わり、彩ちゃんの卒業セレモニーに移るため

みんなが舞台裏に戻ってきた

「なんや、1期生みんな揃って」

彩ちゃんがバタバタと降りてきた

「よかったな彩ー」

里香ちゃんがにやっとする

「え?」

「まったく世話が焼けるわ」

まーちゅんがはぁっとため息をつく

「ちゅーした?」

すかさず里歩ちゃんがつめよる

「な・・・」

彩ちゃんは思わず唇を抑え後ずさった

「こりゃしたな」

ももちゃんがにやっと笑う

「なんやねん、みんな言いたい放題いいよって」

「・・・今回の、みんなが仲直りさせようって計画したみたい」

「はぁ?」

彩ちゃんは目を丸くする

「じゃあプライオリティーしようっていきなり言ってきたのも・・・」

「そ、ま卒業前に2人が気まずいんも嫌やし」

ももちゃんはニヤッとする

「なんやねん・・・なんかはめられたって感じや」

彩ちゃんはうなだれる

「いややった?」

私は彩ちゃんの顔を覗き込む

「あほ、嫌なわけあるかい」

「お、じゃあ一発ちゅーしとく?」

ももちゃんがニヤニヤしながら言う

「せんわ!」

「なんやつまらんなぁー」

久しぶりの1期生たちのやりとりに何だか懐かしくなって

うれしくなった

「とにかく・・・その・・・みんな、ありがとう・・・な」

彩ちゃんは顔を赤らめる

あぁ、そっか。

私が感じてること

やっぱり彩ちゃんも感じてるんや

なんかそれが、一番うれしくって

「ありがとう」

私もにこっと笑った

「ええってことよ。なんだかんだゆうて、みんな世話やきたいねん」

里香ちゃんはニッと笑う

「よーし、みんな彩の卒業、花添えんで!!」

菜々ちゃんの声が響き

みんながドッと笑った







sing a song⑬

「いやーウケたウケた」

プライオリティーが終わり、百花は満足そうに水を飲んでいた

「はぁー・・・」

私も次の衣装に早々に着替え、水を一口飲んだ時だった

「彩さん」

「ゆーり・・・」

「プライオリティーのお願いなんですけど」

「え?今?」

「今じゃなきゃダメなんです!」

「えっ!おいっ!」

そういってゆーりは私の手をつかんで走り出した

カッカッカッ・・・

ヒールの音が響く中

「私のおねがいは・・・彩さんに守ってほしい約束は・・・」

ゆーりが息を切らしながらしゃべる

「みるきーさんにちゃんと思いを伝えてくださいってことです」

「え・・・」

カツン・・・

ゆーりの足が止まる

「私、二人の後ろで踊るの大好きだったんです」

「ゆーり・・・」

「最後のさやみるきー・・・私は2人の笑顔が見たいんです」

ゆーりは肩で息をしながら

うっすらと目に涙をためていた

「・・・ありがとうな」

私はゆーりの頭をポンポンとなでる

「・・・」

ゆーりはすっと端の方を指さし

「行ってください」

「わかった」

なんとなく、察しがついて

私はそっちの方に向かって走っていった


ーーーー
「ゆーりナイスアシスト」

岸野がひょこっと出てきて肩をたたく

が・・・ゆーりはずっと泣いていた

「・・・そっか。頑張ったな」

「・・・はい。でもいいんです。やっぱり、彩さんが一番うれしそうなのは・・・みるきーさんの隣にいるときですから」

ゆーりは頷きながら涙をぬぐった

「さっ!私、次の準備がありますから」

ゆーりはふっと息を吐き、また舞台の方へと走り出した

「はぁ・・・モテる女はつらいってやつか・・・さ、時間稼ぎすんで」

岸野はマイク付きヘッドフォンをつけ

『そっち、準備ええか?』

『ええで』

独特な声が響き

白いバンの中にいる人物はぐっと親指を立てた


ーーーー
カツン・・・

「・・・彩ちゃん」

「・・・みるきー」

舞台裏の明かりに照らされた顔は

すこし、目が潤んでいるように見えた

「・・・」

とは言ったもののどう声をかけていいかわからず

案の定固まる


「「・・・」」

わぁぁっ!

会場ではゆいはんのインタビューが流れている

やばい・・・はよせな・・・

もうすぐ山田との友達が始まる・・・

いろんなことがぐるぐるまわり・・・余計に言葉が出なくなって焦る

が・・・

「!!」

みるきがーいきなり抱き着いてきて

その思考は真っ白になる

「彩ちゃんはゆーりちゃんのことが好きなん?」

「は?いきなりなにゆうてんね・・・」

私の言葉はみるきーの唇で遮られる

「な・・・」

「私が彩ちゃんのこと一番好きやもん。大好きやもん」

みるきーは頬を赤らめながら、一筋の涙を流していた

「!」

私は反射的に抱きしめ返す

「あほ、あれは演出や。好きなんは・・・きまってるやろ」

「彩ちゃん・・・」

「・・・やきもちか?」

「・・・何そのイケメン感」

「ちゃうわ。だったらその・・・うれしい・・・な・・・って」

「もう・・・」

みるきーはくすっと笑う

あかん、その顔反則

私はぎゅっとさらに力を込め、みるきーの肩に顔をうずめる

みるきーもそっと背中に腕を回し、それにこたえてくれた

「ごめんな。今まで・・・いっぱい傷つけて」

「ううん。いいよ。なんやかんやゆーても私・・・彩ちゃんのこと大好きなんやってわかったから」

「みるきー・・・最後の曲、きいてくれ。それが私の答えや」

「うん・・・」

「ごめんな。まだ、アイドルやから」

「・・・いけるよ。そういうところも好きやで」

「終わったら・・・ちゃんと言う・・・」

「うん・・・」

私らは見つめあい・・・

そして・・・

「すまんお二人さん!そろそろ限界や!」

岸野が現れた

「おい!」

私は思わぬ邪魔に力が抜ける

そりゃ、こんな状況でもう一回キスできるかなあとか思ってしまった自分もあかんけど・・・

「彩、今あのバンの中で山田が時間稼いでくれてんねん」

「はぁ?」

「彩は今からドア開けて、山田とステージに行ってくれ!」

「お、おう!」

「山田結構粘ってくれたけどトーク力ないから、もう詰まってきてんねん」

岸野が持っている小型モニターには苦しそうに話題を出している山田が映っていた

「なんじゃそりゃ」

思わず笑ってしまった

「話はあとや、とにかく行って」

「わかったわ」

私はマイクをつかみ

ガラッ!
車のドアを勢いよく開けた

「お前は行くぞ!」

山田にマイクを持たせ走る

そして

「ありがとうな」

山田にしか聞こえない声で言った

「あたりまえやろ。友達やねんから」

山田の言葉に頬が緩む

なんだかんだゆうてもやっぱり1期生は最高や!





sing a song⑫

「はぁ・・・」

結局プライオリティーのリハーサルを見ないまま

本番を迎えることになった

僕はいないの時は彩ちゃんと軽くハグするけど

ほんとにただ、軽く触れるだけで・・・さみしかった

そして、そのまま・・・本番を迎えようとしていた


「うわーめっちゃ入ってるわ。さすが彩やな」

控室のモニターには観客席が映っており、人であふれていた

「・・・」

彩ちゃんはバタバタしててろくに話もできてないままだ・・・

このまま本番を迎えるのか・・・

「みるきーさん」

うなだれていたところに

声をかけられ

振り向くとゆーりちゃんが立っていた

「どしたん?もうすぐ本番やけど」

「ちょっと話が・・・」

「?」

私は首を傾げ、ゆーりちゃんの言われるがままに楽屋を出た

ゆーりちゃんは黙って歩いて気づけば舞台の搬入口近くまで来ていた

スタッフさんはあわただしく動いてるから、私らのことは気に留めていなかった

「みるきーさん」

「なに?」

「彩さんのこと、どう思ってるんですか?」

「え?」

ドキッとしてうろたえる

「・・・好きなんですか?」

「ゆ、ゆーりちゃんどないしたん?」

「答えてください」

「・・・」

ゆーりちゃんがまっすぐ見つめるから

好きって言葉がのどの奥で引っかかって出てこない

「・・・じゃあ、私がもらいます」

「え・・・」

「私、彩さんのこと好きですから」

「!!」

雷にうたれたように頭から足の先まで一気にしびれが走る

「じゃあ、それだけなんで。プライオリティーみてくださいね」

ゆーりちゃんはフッと笑って駆けていった

『私がもらいます』

ゆーりちゃんの言葉が頭の中で響いて

私はしばらく立ち尽くしていた


ーーー

そして

『キャーーーー!!』


黄色い声援の中

彩ちゃんはゆーりちゃんにキスをした

舞台裏でその映像を見せつけられる

「・・・」

時が止まる

ドッドッドッ・・・

心臓だけがやけにうるさく聞こえた

「みるきー。ちょっと」

里香ちゃんは俺らの衣装そのままで私の腕をつかむ

「え?」

「このままやったら嫌やろ?ちゃんと自分の気持ちいわな」

「でも・・・」

「大丈夫。手配はできてる」

「え?」

里香ちゃんは私を引っ張り

ある車の前まで連れてきた

そこには菜々ちゃんとスタッフさんたちがいた

里香ちゃんは近くの物陰に隠れる

「何これ?」

「大丈夫、山田が時間稼いでくれるから。それまでに勝負きめや」

「え・・・」

「今から彩をこっちに・・・」

そう言い終わる前に・・・彩ちゃんが現れた

・・・ゆーりちゃんつきで

「お、もうきよった。あとは任せるわ。ここでおり」

里香ちゃんは私に耳打ちするとそそくさと消えていった

何はなしてるんやろ・・・

『私がもらいます』

ゆーりちゃんの言葉がフラッシュバックする

そんなん嫌や

ずっと好きやったんやで

ずっと・・・ずっと・・・

我慢して

もう、誰かにとられるの嫌や

私は覚悟を決めた
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