気ままな詩人

48グループの創作小説を書いています。じゅりれな、さやみるきーメインになります。SKE、NMBの支店推しです。苦手な方は退室ください。

2014年06月

ラブラドールレトリバー④

「バイトって楽しいなぁー向こうではしてなかったし日本語も懐かしいしええなぁ」

「・・・」

にこにこと片づけをする渡辺の隣で山本はむすっとしながらテーブルを拭いていた

「もー彩ちゃん。そんな顔してたらお客さん来んで」

「もう閉店やからけぇへんわ」

「あ、それもそうやな」

「ったく・・・客の誘いにへらへらしやがって。何回私が間に入ったとおもてんねん」

「うーん・・・」

渡辺は腕を組み考え込む

「数えんでええねん!」

山本は思わずつっこむ

「とにかく、これ終わったら私は泳いでくるから。誠二さんにちゃんと店の事聞いとくんやで」

山本はそういうと、てきぱきと片づけをし

着替えるために店を後にした

「お、彩ちゃんは泳ぎに行ったか?」

山本が出ていってから少しして誠二がひょこっと顔を出した

「あ、誠二さん。これからお世話になります」

渡辺は頭を下げた

「いやいや、こっちこそよろしゅう頼むわ。今年は美優紀ちゃんと彩ちゃんでW看板娘でうちの売り上げは過去最高になるかもしれへんなぁ」

そういって誠二は笑った

「ワンワン!!」

店先でロージーが吠える

「お、せやな。お前も看板娘やもんなぁ。メスやから」

誠二は笑うとロージーをつないでいたリードを外す

「ハッハッ!!」

ロージーは嬉しそうに砂浜をかけまわり

着替えてきた山本とに合流し泳ぎ出した


「彩ちゃんはサーフィンずいぶん上達したわ」

そういって誠二は海の方を見つめながらつぶやいた

「彩ちゃんが始めたのって…いつからですか?」

「あー…ちょうど美優紀ちゃんがむこうに行って少ししてからかなぁ。あんまりにも長いこと浜辺におるから、サーフィンせんかって声かけてん」

「・・・え?」

「美優紀ちゃんがアメリカ行ってから毎日毎日・・・彩ちゃんこの海に来てたんやで」

「・・・毎日?」

「彩ちゃんの事やからゆうてないんやろうな。ロージー飼い始めた当初は全く懐かんかったみたいやで。この海に来たらロージー居座ってもうてなぁ1時間くらいずっとおったわ。」

「そうなんですか・・・」

渡辺はうつむいた

渡辺の家は本来この海の近くであり

山本の家は徒歩10分くらい離れているのだ

ロージーを飼い始めた当初は

山本が渡辺宅まで自転車で来て

そこから2人でロージーを連れて海へ向かうというのが習慣であった


アメリカに行ってから

山本は約束通り

きちんとロージーの面倒を見てくれていたのだ



「ま、こうしてまた帰ってきてくれておっちゃんは嬉しい限りやけどな。」

「・・・彩ちゃん」

渡辺はそう呟き

泳いでいる山本を遠くから眺めていた



―――――

「せやからー。ここは、こうでないとおかしいねん」

「あのな、もう少しわかりやすく説明してくれるか」

夜、山本の部屋で2人は勉強机に向かい話をする

「十分わかりやすく説明してるで」

「あーもう、あかん!」

そういって山本は立ち上がる

「どこいくん?」

「風呂や、風呂」

そういって山本は部屋を出て行った

「はぁー彩ちゃんは5年たってもムキになるんはかわれへんなぁ」

そういって渡辺はドアの方を見て苦笑いをした

「・・・彩ちゃん・・・帰ってこんかったこと怒ってるんかなぁ」


そして

本棚にふと卒業アルバムがあるのを見つけた

「・・・中学のみたろー」

そういって渡辺は中学校の卒業アルバムを手にする

「あ、まーちゅんや。りぽぽもおるー」

山本が通っていた中学は市立の学校のため、小学校時代の同級生も写っていたのだ

小学6年の途中で引っ越ししてしまった渡辺は懐かしい顔ぶれをみて微笑む

しかし・・・

「・・・やっぱり彩ちゃんの隣は、もう私やないんやなぁ」

楽しそうに笑う山本の隣には

名前も知らない女子生徒が写っていた

「・・・」

渡辺は黙ってアルバムを閉じると

本棚にもどし、布団に突っ伏した


「はーさっぱりしたー」

その時、山本はわしゃわしゃとタオルで髪を乾かしながら部屋に入ってきた

「あ、私次入らせてもらうね」

渡辺は着替えを持ってそそくさと階段を下りて行った

「なんや?」

山本は不思議そうに首をかしげていた

ラブラドールレトリバー③

その夜

「いやー美優紀ちゃん久しぶりやなぁ」

「ほんま、アメリカで育ったせいかえらいべっぴんさんになったなぁ」

「えーそんなことないですよー」

山本家には豪勢な食事が並べられ父と母が楽しそうに話をしていた

「もー彩、そんなに怒らんでもええやん」

母がむすっとしている山本に話しかける

「べつに、怒ってないわ」

そういって山本はもぐもぐと刺身を食べる

「驚かそうと思っただけやんかー。それにあんた一番英語苦手やろ?美優紀ちゃんがこっちにおる間に勉強教えてもろたらええやん」

「まぁ・・・そうやけど」

「英語なら教えれるでー」

渡辺はにこにこと山本の方を見る

「帰国子女が家庭教師や最高やないか彩ー」

父もにこにこと笑う

「・・・へいへい」

山本はむすっとしながら箸を進めていた

――――

「ロージーごはんやでー」

山本は庭にいるロージーに近づく

「わんっ♪」

ロージーは嬉しそうに尻尾をふる

「おすわり」

「おて」

「まて」

「・・・・よし」

山本のその言葉を合図にロージーはがつがつと餌を食べる

「ロージーめっちゃ芸達者やなぁ」

山本の後ろから渡辺が声をかける

「まぁ、私の仕込みのたまものやで。といっても、もう5年もしてりゃ餌前に何するかわかってるやろうけどな」

そういって山本は笑った

「へー・・・泳げるようにもなってたし、芸もできるし・・・すごいなぁロージーは」

そういって渡辺はロージーの前に座る

山本は隣で立ったまま渡辺を見つめていた

「・・・なぁ」

そう言いかけた時

餌を食べ終わったロージーが渡辺にじゃれつく

「あはは、ロージーあかんって・・・きゃっ!」

その勢いに負けて渡辺は尻もちをつき、後ろに倒れこみそうになる

「おいっ!」

山本はとっさに渡辺の後ろに回り込み

身体を支え、目が合う


「あ・・・こ、こらっ!ロージーあかんで」

山本は顔が赤くなったのを隠すためにロージーを引っ張り

渡辺から引き剥がした

「あははーロージーすっかり力も強くなってるなぁー」

渡辺はぱんぱんと砂を払いながら立ちあがる

「とりあえず今日は寝るか。長旅で疲れてるやろ」

「うん。ありがとう」

「私、朝早く出るけどそのまま寝ててくれてええから」

「明日も海いくん?」

「あぁ。バイトやしな」

「ほな私も行くー」

そういって渡辺はにこにこと笑った



―――――


「で・・・なんでこうなんねん」

山本はため息をついた

次の日

朝サーフィンをしてあがってきた山本が見たのは

エプロンをして海の家の準備をする渡辺の姿だった

そして

昼現在

若者たちが渡辺の姿目当てで、ごった返していたのだ

「かわいいねー。この後俺らと泳がない?」

「えーどないしようかなぁ」

若い男性たちが渡辺に声をかけていると

ドンっ

と、勢いよくテーブルに水を置く音がした

「ご注文お聞きします」

そこに現れたのは

誠二ではなく鋭い目つきをした山本だった

「え・・・あ・・・焼きそば2つ」

男たちもいきなりの山本の出現にきょとんとしてしまう

「美優紀、あっちで持ち帰り用の準備しといてくれるか」

「はーい」

山本はそう言って渡辺を厨房の方に引っ込めた

「・・・彩ちゃんうまいことやるなぁ」

一部始終を見ていた誠二はにやりと笑った


―――――

「んー働いた後のご飯はおいしいなぁ」

昼を過ぎ、人が落ち着いたので

渡辺と山本は裏で食事をしていた

「あほ。客の誘いにまんざらでもない態度すな。あくまで仕事なんやからな」

山本はそういいながらカレーを食べる

「なんか話しかけてくれるんが嬉しくてーついつい」

そういって渡辺は悪びれもなくにこにこしていた

「あのな。そんなんゆうてどっか連れて行かれても知らんで」

「大丈夫やで」

「はぁ?」

「だって、さっきみたいに彩ちゃんが助けてくれるやろ?」

渡辺はにこっと笑い山本の方を見た

「な・・・なにゆうてんねん!」

山本は真っ赤になりながら急いでカレーをかきこみ

「へんなこと言わんと仕事の続きすんで」

そういってそそくさと渡辺から離れていった

―――――――

「はぁー」

山本はため息をつきながら洗い場で自分が食べた食器を洗っていた

『さっきみたいに彩ちゃんが助けてくれるやろ?』

先ほど渡辺が言った言葉が頭の中でぐるぐると回っていた

「あの、あほ。人の気も知らんと」

そう呟き、脳裏の言葉をかき消すように勢いよく水を出しながら食器を洗っていた

山本は渡辺に片想いをしていたのだ

幼いころからずっと一緒にいて

気がつけば好きになっていた


渡辺がアメリカにいってからも

その思いは消えることなく続いていたのだ



「なんや、えらい勢いで洗ってんなぁ」

そういって誠二が後ろから声をかける

「あ・・・すいません」

山本は食器を洗い終わるとタオルで手を拭き振りかえる

「美優紀ちゃんえらい人気やったなー。この夏こっちでおるんやろ?このままバイトしてもらおうかな」

そういって誠二は笑った

「え・・・?」

山本はためらう

「大丈夫や。ワシも目光らせとくから。それに彩ちゃんもおるから大丈夫やろ」

「え・・・」

「じゃあ残りの時間も接客よろしくー」

そういうと誠二は笑いながら去って行ってしまった

「まじかよ・・・」

山本はため息をつきながら渡辺が食事をしていたところに戻った

しかし

そこには渡辺の姿はなく

店の方で楽しそうに男性客と話をしていたのだった

「はぁーもう、ゆうてるそばから・・・」

山本は頭を抱えながら

渡辺の元に向かったのだった

ラブラドールレトリバー②

「さ、ついたでー」

誠二が車を止めたのは

きれいな海辺だった

早朝のため

海にはまだ人はいなかった

「ロージーあそんどいで」

山本が車のドアを開けると

ロージーは勢いよく走り

砂浜を駆け回っていた

「さてと・・・」

山本はそう呟き

荷物を抱え誠二が経営する海の家に向かった


「誠二さん。ほなちょっと言ってくるわ」

数分後

ウエットスーツに身を包んだ山本の姿があった

「おーいっといでー」

誠二はそういって手を振る

「いくでロージー」

「ワン!」

山本はサーフボードを手に持ち砂浜を走り出した


山本はこの海でサーフィンを始めてもう5年になる

もともと誠二に教わっていたのだが

めきめきと腕を上げ

高校生サーファーとして地元では有名である

「ハッハッ!」

山本の横をロージーは嬉しそうに泳いでいた



―――――

「いらっしゃいませー!」

太陽が真上に昇ったころ

誠二の海の家はにぎわいを見せていた

「誠二さん焼きそば2つねー」

山本はショートパンツにTシャツで接客にあたる

「なぁあの子めっちゃかわええやん」

「ええなぁ」

若い男性たちはてきぱきと働く山本を見てひそひそと話をする

毎年海の家でバイトをしている山本は看板娘として人気を集めていた

「はい、焼きそばお待ち」

そういってひそひそと話をしている若者の前に

誠二が、どんっと焼きそばを置き

睨みをきかせていた

「あ・・・ありがとうございます」

若者たちはこわごわ誠二を見つめ

静かに焼きそばを食べだした

「あ、誠二さんごめん。もってきてくれたんや」

「あぁ、かめへんねん」

そういってまた厨房に戻る誠二を山本は不思議そうに見つめていた

誠二は毎年、山本にナンパ目的で近づこうとする若者たちに睨みをきかせているのだ

そのため山本は自分がモテていることには気づかず

サーフィンとバイトづけの平和な日々を送っていたのだった



「あーわんちゃんおるー」

「おっきいなぁ」

そういって若い女性たちが海の家の脇に繋がれたロージーをなでる

「はっはっ♪」

嬉しそうにロージーも撫でられていた

ちなみにロージーも海の家の看板犬として女性や子供たちから人気ものであった


――――

夕方

海水浴客が帰り

海の家も閉店となった

「ほな誠二さんもう一回行ってくるわ」

そう言って山本はウエットスーツに身を包み

再び海に向かった

「おう、気ぃつけてな」

「うん!いくで、ロージー」

「ワン!」

そういって2人は走りだした


「・・・すいませーん」

山本が海に行ってからしばらくして店に女性の声が響いた

「あーすんません。もう今日は閉めて・・・あ!」

厨房から誠二が顔を出し驚く

「お久しぶりです」

そういってその女性はにこっと笑った

――――


「はぁー休憩っと・・・」

山本は浜へあがると立ててあったパラソルの下に行き寝そべる

ロージーはまだ楽しそうに泳いでいた

「はぁー・・・でも、もう来年は受験勉強せなあかんねんなぁ・・・」

山本はため息をつく

夏はほぼサーフィン三昧

そして誠二の海の家でバイトという生活を送っていたため

来年は受験で夏休みに来れないと思うと

今から気分が落ち込んだ

楽しそうに泳ぐロージーを見て

ふと思い出がよみがえる

まだ子犬だったロージーと浜辺をかける山本

そして、もう一人の少女・・・・


「・・・大学も向こうなんかぁ」

山本はさびしそうにつぶやいた

その時

「ワンワン!!」

海で遊んでいたロージーが勢いよく浜辺を走り出し

日傘をさしている女性に勢いよく飛びついたのだ

「えっ!」

山本は驚きあわてて走る

「すいません!」

山本はもしもの事があったらと青ざめる

しかしそこには

女性を押し倒し顔をなめているロージーの姿があった

「え・・・?」

山本はきょとんとする

「あははっ!ロージーやっぱり気づいてくれたんやー」

そういって女性は笑う

「あ、あの・・・大丈夫ですか?」

「・・・えらい他人行儀やなぁ。彩ちゃん」

「え・・・」

山本の胸はドクンと跳ねる

「ただいま。帰ってきたで」

そういって起き上がると

サングラスを外しにこっと笑った

「美優紀!!」

山本は思わず叫んでいた


―――――

「いやー美優紀ちゃん久しぶりやなぁ」

「えへへーでも誠二さんが変わらず海の家しててくれてよかったです」

閉店後の海の家で話をする

「すまんなぁ閉店後やから。これで許してや」

そういって誠二はラムネを差し出し

「ほな、おっちゃんは片づけしてるから」

そういって去っていった

「・・・」

山本は黙ってその女性を見つめる

彼女の名前は

渡辺美優紀

幼いころ山本とは幼馴染だったのだ

「わーラムネとか懐かしいわぁ」

そういって渡辺は嬉しそうに飲む

「・・・いつ戻ってきてん」

山本は口を開く

「さっきやでー」

「・・・えらい久しぶりやのにここまでようたどりつけたな」

山本はそういってラムネを飲んだ

「あー彩ちゃんひどいー。覚えてるよー!」

「で、お父さんとお母さんも来てるん?」

「ううん。一人で来たねん」

「・・・へー。そりゃまた思いきったなぁ・・・」

そういって山本はラムネを飲んだ


渡辺は12歳の時に親の仕事の都合でアメリカに引っ越していったのだ

数回手紙のやり取りはしたが

日本に帰ってくることは無く

山本とは5年ぶりに再開したのだ


「はっはっ」

2人の空気を和ませるように

ロージーが2人の間からひょこっと顔を出した

「ロージー久しぶりやなぁ」

そういって渡辺は頭をなでる

山本はその姿を見つめ

「・・・やっぱり、飼い主の事は覚えてんねんな」

そう呟いた

「ううん。私が飼ってたんは少しの間だけやったし。彩ちゃんに任せてアメリカ行ってもうて悪いとおもてる」

「・・・ええねん。今は楽しくやってるわ」

そういって山本は夕焼けに染まる海を見つめた

「・・・あの時彩ちゃんが連れて帰ってくれんかったらロージーどうなってたかわからへんかった・・・ありがとう」

「ほんまやで。あの後父さんめっちゃ説得したんやからな」

そういって山本は笑った

「うん。せやから今日、いっぱい手土産持ってきてん」

「そうなんか?そりゃえらいすんまんな」

「だってこれからお世話になるんやもん」

渡辺はにこにこと笑う

「は?」

「えー手紙送ったやん。日本にいる間は山本家でお世話になりますって」

「はぁぁぁぁぁっ!?」

山本は思わず叫ぶ

「いつ送ったねん」

「2日前」

「届くわけないやろ!」

「あははーでも、うちのお母さんから連絡行ってると思うで」

そういって渡辺は笑う

山本と渡辺の母は大学時代の同級生なので

仲が良かったのだ

(そういえば今日はやけに母が早起きだった気がする・・・)

山本は朝の出来事を思い出しはっとした

「そういうわけでお世話になりまーす」

渡辺はにこにこと笑った

ラブラドールレトリバー①

「ぐすん・・・ぐすん・・・」

砂浜で少女が泣きじゃくっていた

「クゥーン・・・」

その隣では白いラブラドールレトリバーが心配そうに少女を見つめていた

体格はいいがまだ子犬のようだった

「おい!探したんやぞ!」

関西弁でショートカットの少女が叫ぶ

「あ・・・」

泣いていた少女は顔を上げる

「聞いたで」

「・・・うん。でも私、嫌や・・・・行きたくない。ロージーと離れるん嫌や」

そういってラブラドールレトリバーを抱きしめた

「・・・私が飼う。」

「え・・・?」

「私がロージー預かっとくってゆうてんねん」

「でも・・・ほんとに飼えるの?お父さん犬嫌いやなかった?」

「そんなんどうにでもなるわ!!」

ショートヘアーの少女が叫ぶ

「言っとくけど預かっとくだけやからな。せやから・・・」

ショートヘアーの少女はうつむく

「・・・なに?」

「絶対!絶対戻ってこいよ!!」

ショートヘアーの少女はぐっと拳を握りめ顔を上げる

目には泣かないようにと必死に耐えた涙が溜まっていた

「・・・うん。絶対戻ってくる。その間・・・ロージーのことおねがいな」

「当たり前や!」

そういって少女たちは笑った


――――――

ピピピ・・・・

バンッ!

「んー・・・あーあづー・・・」


夏のある日

時計のアラームを止め

一人の女性がベッドの上で寝がえりを打つ

着ているタンクトップと綿のショートパンツは汗で滲んでいた

「彩ー!」

1階から母の声が聞こえる

「んー・・・」

「もう誠二さんくるでー」

「え・・・やばっ!」

その声で女性はガバッと勢いよく起き上がると

急いで身支度をして

階段を駆け下りた

この女性は

山本彩 

高校2年生で現在夏休み中である

「あ、誠二さんおはようございますー」

山本の母は家の前に止まった4WDの車の運転手と話をしていた

「セーフ!誠二さんお待たせ!」

「彩ちゃん。寝起きやな。アウトやで」

そういって車に乗っている男性が笑う

この男性は

浦辺 誠二

海の家を経営している60代の男性だ

白髪混じりの髭と日焼けした肌がいかにも海の男という感じである

「もーええねん。どうせ濡れて直るわ」

山本は照れくさそうに髪を手で押さえながら車に荷物を乗せる

山本の髪は横が跳ねており

寝起きということが容易に想像できたのだ

「ワン!ワン!」

野太い声が庭から響く

「おっ!はようせぇって怒ってるわ」

山本はそういって笑い

「いくで、ロージー」

そういって山本はつないであったリードを外し

白いラブラドールレトリバーのロージーは勢いよく車に乗り込んだ

「いつもすいません。お願いします」

山本の母は頭を下げる

「いやいや、ええんです。彩ちゃんにはいろいろ手伝ってもろてるし」

そういって誠二は笑う

「ほないってきまーす」

「ワン!」

後部座席から山本とロージーが窓から顔を出す

「彩!言っとくけど帰ったらちゃんと勉強するんやで」

「わかってるわ!」

山本は口をとがらせ窓を閉め

車は走り出したのだった


――――

「早いなぁもう彩ちゃんも高2かぁ。来年はいよいよ受験やなぁ」

誠二はバックミラーにう映る山本の姿を見て感慨深そうに言う

「そうですねー出会ったときは小学生でしたしねー」

「ははっそうそう。ロージーの散歩でよく引きずられてたよなぁ」

「う・・・今はもうなついてるからいけます」

山本は口をとがらせながら言う

「でも、もうあれから5年くらいたつのかぁ・・・美優紀ちゃん元気にしてるんかなぁ」

「・・・そうですね」

山本はその名前を聞いて

俯いた

「ハッハッ」

元気のない山本をみてロージーが頬をなめる

「わっ!」

山本は思わず笑い

ロージーの頭をなで

「ごめんな。お前もずっと待ってるもんなぁ」

そう呟いたのだった

お待たせしました

更新遅くなりました(><;)

すいません

季節の変わり目のせいか

リアルにダウンしてしまいまして・・・(;´▽`A``

執筆活動も休んでおりました(-。-;)

みなさんの体調は大丈夫ですか?

今は元気になったので

ぼちぼち更新していきます

またお付き合いくださいな(^∇^)

あとがき

『ファインダーの君』を読んでいただきありがとうございました(^∇^)

写真集をみていると玲奈さんはエロい表情を見せるので

珠理奈がカメラマンだったらとおもい書いてみました☆

好きな人には一番いい表情を見せるもんです(・∀・)




さて

今度はさやみるきー書こうと思ってます

次の話までもう少しお待ちを・・・(;´▽`A``


全然関係ないですが

なか卯のCMでれなぴょんがうどん食べてて

思わず「うどんやー!」

って言ってしまった笑

ファインダーの君⑧ 終

それから一年後――――

「これでよしっと・・・あー終わった!」

玲奈は、んーっと勢いよく伸びをする

「お疲れさまー」

珠理奈が隣の部屋から

ひょこっと現れる

「仕事の原稿終わったの?」

「うん、後はこれを送ったら終わり」

「私も現像できたよー。あ、そろそろ佐江さんとこにも送ろうかなー」

「そうしなよ。喜ぶと思うよ」

「じゃあ、はい」

そういって珠理奈は玲奈にカメラを向ける

「私撮ったって仕方ないでしょ」

「そう?みんな玲奈ちゃんがこんなに日焼けしてるとは思わないから驚くと思うけど」

そう言って珠理奈は笑う

ドンドン

そこに玄関の扉をたたく音が聞こえる

そしてがやがやと騒がしい声も一緒に聞こえてきた

「はーい」

珠理奈と玲奈は玄関に向かい

ドアを開ける

「ふふっ。どうせならみんなで写真撮ろうか」

そういって珠理奈の方を見て笑った

「ははっそうだね!」

珠理奈も笑ってカメラを構えた


――――――



「あーもう3ヶ月かー早いなー」

宮澤は自身のスタジオで

カレンダーを見つめつぶやく

「そうですねーさびしいですよね」

宮澤の隣にいたのは中西だった

「珠理奈も玲奈ちゃんもいないのは、なんか慣れなくてさ」

「すいませんねーまた担当が私に戻ってしまいまして」

「いやいや、中西さんがまた担当で嬉しい限りですよ」

そういって宮澤は笑う

「はいはい。そんなお2人に朗報です」

そういって現れたのは出口だった

手には1通の手紙が握られていた

『みなさま、いかがお過ごしでしょうか。こちらでの生活にも慣れ、珠理奈は子供たちに大人気です。私はというと発展途上国の現状を珠理奈の写真を添えて執筆させていただいています。この企画の推薦をしてくれた中西さんには本当に感謝しています。ここで出来ることを一生懸命していきたいとおもいます。珠理奈と2人で・・・』

「元気にしてるみたいだねー」

「ホント、推薦して玲奈を異動させたかいがありますよ」

「・・・いい顔してるじゃない」


3人は添えられた写真を見て

微笑んだ

そこには

多くの子供たちと

日焼けした珠理奈と玲奈が

楽しそうに笑っていた




FIN

ファインダーの君⑦

――それから2カ月後

カシャッ!カシャッ!

「いいねー。その感じー」

軽快なシャッター音を響かせながら

珠理奈は撮影を行っていた



「だいぶこの仕事にも慣れたんじゃない?」

宮澤がコーヒーを差し出して笑う

「は、はい。おかげさまで」

玲奈はコーヒーを受け取り微笑んだ

「で、珠理奈とは順調?」

「ぶっ!」

玲奈は思わずコーヒーを噴き出しそうになる

「ははっ。かわいいねー玲奈ちゃんは」

宮澤は笑いながらティッシュを差し出した

「す、すいません」

玲奈は動揺しながら口元をぬぐう

「内緒にしてるつもりだろうけどばれてるから。カメラマンは表情には敏感だからね」

そういって宮澤はにやりと笑う

「それに、珠理奈は最近グラビアアイドルとそういうこともなくなったみたいだし。大事な人ができたんだろうなーと思ってね」

「・・・そ、そうですか」

玲奈は顔を赤らめながらコーヒーをすすった

「佐江さーん。チェックお願いしまーす」

そういって珠理奈が声をかける

「お、はーい」

宮澤はそういって玲奈の元を離れた

玲奈は写真をチェックする珠理奈を見つめながら

(写真の時は真剣なんだよねー・・・)

そう思いながら見つめていた

「何見とれてんのよ」

「なっ!」

玲奈はドキッとして横を向く

そこには出口が腕を組みながら玲奈を見つめていた

「で、どこまでいったの?」

「へ?」

「もう珠理奈とそういうことしたのかって言ってんのよ」

出口は玲奈に耳打ちする

「え、いやその・・・まだ・・・」

玲奈は口ごもる

「はぁー・・・でも珠理奈がそれだけ待つってことは本気ってことなんだろうね」

出口はため息をつきながらふっと笑った

「は・・・はぁ・・・」

玲奈は顔を赤らめながらうなづく

「でも、ちゃんとつかんどかなきゃ駄目よ。珠理奈は人気なんだから」

「は、はい」

「たまには自分からキスとかして珠理奈を喜ばせなさい」

そういって出口はにやっと笑う

「えっ!そんなのできませんよ・・・恥ずかしい・・・」

「いいからやる!」

「・・・は、はい」

出口の勢いに玲奈はおもわず頷いてしまった


―――――

その夜

珠理奈と玲奈は食事をし

夜道を歩いていた

「いやーなかなかおいしかったねー」

「そうだね」

「・・・玲奈ちゃん今日なんか変じゃない?」

外灯のしたで珠理奈は玲奈の顔を覗き込む

「へ?そ、そんなことないよ」

玲奈はあわてて笑う

昼間に出口に言われたことが気になり

今日は食事をしていても上の空だったのだ

「ふーん・・・ならいいけど」

珠理奈はそういって歩き出そうとしたとき

ぽつ・・・ぽつ・・・

珠理奈の頬を雨が濡らす

「あ・・・やばっ」

珠理奈は空を見上げてつぶやく



・・・・ザーーーーーーーー

雨は勢いを増し

振り始める

「玲奈ちゃん!うち近いからちょっと寄って!」

珠理奈は血相を変え玲奈の手を引いて走り出した

「え・・・う、うん」

玲奈は珠理奈の勢いに負け

手をひかれるがまま珠理奈についていったのだった

―――――

珠理奈は玲奈をつれて自分のマンションまで走り

部屋の中に入った

「はぁー・・・びしょぬれだよ・・・はい、タオル」

珠理奈は玄関で玲奈にタオルを渡す

「シャワーでも浴びててよ着替え用意するから」

珠理奈はそういうとあわててリビングの方に走って行った

「・・・うん」

玲奈はタオルで髪を拭きながらあわてる珠理奈を不思議そうに見つめていた

「あーだいじょうぶかなぁ・・・」

珠理奈はケースからカメラを取り出し心配そうに見つめる

このカメラは珠理奈が愛用している物であり

急な雨で壊れることを心配した珠理奈は一刻も早く家に帰りたかったのだ

パシャ

パシャ

珠理奈はカメラを構え試し撮りする

その時

「あ・・・」

珠理奈はゆっくりとファインダーから目を離した

「・・・珠理奈?」

リビングの入り口で

玲奈が首をかしげる

玲奈は首にタオルをかけ

ずぶぬれになったスーツの上着を腕で挟んでいた

そして濡れたシャツから

下着がうっすらと透けていた

「・・・」

珠理奈はまたカメラを構えたが

「やっぱり・・・やめた」

そう呟きスッとカメラをテーブルの上に置くと

玲奈をぎゅっと抱きしめた

「じゅ・・・珠理奈・・・?んっ・・・」

突然のキスに

玲奈は顔を赤らめる

「ずるいなー今の玲奈ちゃん最高に色っぽいんだもん」

そういってにこっと笑う

「な・・・」

玲奈はまだキスの余韻でくらくらしていた

「でも、写真は撮らない」

「え?」

「私の眼だけに今の玲奈ちゃんを焼き付けたい」

そういって玲奈を見つめる

「珠理奈・・・」

「好きだよ。玲奈ちゃん・・・」

「うん。私も・・・」

2人はついばむようなキスから

激しさをまし

濃厚なキスをする

――――

「玲奈ちゃん・・・」

「んっ・・・はぁっ・・・珠理奈っ・・・」

ベッドの中で

2人は重なり合う

珠理奈は

玲奈の表情を

そして産まれたままの姿を


その瞳に焼き付けていた



―――――

「・・・・」

玲奈は顔を赤らめながら珠理奈の胸に顔をうずめる

「・・・もしかして・・・玲奈ちゃん初めてだった?」

「・・・しらないっ!」

玲奈は真っ赤になり珠理奈に背を向ける

「あ、ごめん」

珠理奈はその様子がおかしくて思わず笑ってしまう

「どうせ私は珠理奈とちがって遅れてますよ」

「いやいや。そんなこといってないじゃん」

珠理奈はすねる玲奈が面白くてクスッと笑い

玲奈を後ろから抱き締める

「初めての相手に選んでくれてありがとう」

そういって背中にキスをした

「・・・」

玲奈はもそもそと向きを変え

珠理奈と向き合う

「・・・珠理奈じゃなきゃ嫌だったもん」

「え・・・」

「・・・大好き・・・だよ」

そういって玲奈は自ら珠理奈にキスをした

「・・・っ!あーだめだっ!」

「え?きゃっ!」

珠理奈は玲奈の上に覆いかぶさる

「もういっかい。していい?」

「へ?」

「あんなことされたら我慢できないって」

そういって珠理奈はニッと笑う

「え・・・あ、あの・・・」

「大好きだよ玲奈ちゃん」

「え・・・あっちょっ、それとこれとは・・・んっ」

混乱する玲奈を

珠理奈はキスで黙らせたのだった

(出口さんのバカ・・・)

とろけそうになる意識の中

玲奈はにやりと笑う出口の顔が浮かんだのだった

ファインダーの君⑥

――――


「ん・・・」

珠理奈はゆっくりと目を開ける

蛍光灯の光がまぶしく

目をほそめた

「気づいた?」

「あ・・・陽さん」

珠理奈の視界に出口がすっと現れた

「熱でてるのにふらふら外に出てんじゃないわよ。肺炎一歩手前っていわれたんだから」

出口はため息をつき珠理奈のおでこをぴんっと指ではじいた

「えー・・・そんなに?」

珠理奈ははじかれたおでこに手を当てる

左腕には点滴がされており出口が言ったことは嘘ではないと分かった

「まったく。あんたたちそろいもそろって風邪とか引くんじゃないわよ」

「え・・・?」

「とりあえず。2,3日入院らしいから。あと、佐江さんには私からもう連絡してるから」

出口はそういうと鞄を持ち

「じゃあ私かえるから。後は看病してもらいなさいよ」

そういってすっと病室を出て行った

「はぁー相変わらず冷たいんだか優しいんだかわかんないなー」

珠理奈は苦笑いをしながらゆっくりと起き上がる

「あ・・・」

そして、珠理奈は固まる

「・・・お、おじゃましてます」

そこには部屋の隅でパイプ椅子に座り小さくなっている玲奈がいた

寝ていた時には視界に入らず全く気付かなかったのだ

「玲奈ちゃん・・・」

「・・・ごめんなさい」

玲奈はうつむきながら言う

「え?」

「あの日雨に打たれたから・・・風邪引いたんですよね?」

「え?あぁーでも、あれは私が悪かったし」

そういって珠理奈はぽりぽりと頭を掻いた

「これ・・・」

そういって玲奈は出口に見せてもらった雑誌を珠理奈に見せる

「あー・・・それ私が撮ったのが載ってるやつだよね」

「・・・なんか、いつもアイドルばっかり撮ってちゃらちゃらしてるっておもってたから・・・誤解しててすいませんでした」

玲奈はすっと立ち上がり頭をさげた

「えーそんなのいいよ」

珠理奈はあわてて手をわたわたと振る

「・・・この雑誌、よく見てたんです。まさかそんなところに写真が載ってると思わなかった」

「あぁそうか・・・前は経済誌の担当だったっていってたもんね。・・・とりあえずこっち来てよ」

そういって珠理奈は玲奈を手招きする

玲奈はだまって先ほど出口が座っていたベッド傍の丸椅子に腰をかけた

「私もともと海外で写真撮ってたんだ。昔見た写真集がきっかけなんだけどさ、アフリカとか発展途上の国で子供たちの写真を撮るのが夢でさ」

そういって珠理奈はにこっと玲奈の方をみた

「みんな目がきらきらしててさーすっごい素直でさー。言葉とか分かんなかったけどなんとかジェスチャーで乗り切って・・・楽しかったなー」

珠理奈はそういって思いだすように天井を見上げた

「で、それからすっかり夢中になってさー。夢中になりすぎてたら貯金も無くなっちゃって・・・。親にもこれ以上迷惑かけれなくなって困っちゃってさ。出版社に写真を持っていったのがきっかけで佐江さんが声かけてくれて今に至るってわけ」

「そうなんだ・・・」

「貯金たまったらゆくゆくは海外でずっと写真撮りたいと思ってるんだ」

珠理奈はにこっと笑う

「・・・でも、意外。いつもグラビアばっかり撮ってたから」

そういって玲奈はくすっと笑った

「もともと人撮るのが好きだからね。勉強にもなるんだよ。いろんな表情出すにはどうすればいいかとか・・・」

「ふーん・・・で、ああいうことみんなにしてるんだ」

「え?」

珠理奈は不思議そうに玲奈を見る

「な、なんでもないです!」

玲奈はぽろっと出た本音に思わず頬を赤らめ

「あ、あの。私そろそろ行きますから。おじゃましました!」

そういってあわてて椅子から立とうとする

「玲奈ちゃん!」

珠理奈はとっさに手を伸ばし玲奈の腕をつかんだ

「・・・」

玲奈は顔をあからめたままゆっくりと珠理奈の方を見た

「・・・ごめんなさい!.」

そういって珠理奈は頭を下げる

「でも・・・」

「でも・・・なに?」

「玲奈ちゃんに言ったことは本当だよ。嘘じゃない。」

珠理奈はまっすぐ玲奈を見つめた

「好きだって言ったのは玲奈ちゃんが初めてだよ」

「・・・っ!」

珠理奈の告白に更に玲奈の顔が赤くなる

「だから・・・もう少し傍にいてよ・・・おねがい・・・だからさ・・・」

そういいながら珠理奈はうつろな瞳になり

ぐらっと上半身が揺れる

「珠理奈!」

玲奈は思わず珠理奈を抱きとめた

「ははっ・・・名前、初めてよんでくれたね」

そういって珠理奈はにこっと笑う

額にはじっとりと汗がにじんでいた

点滴をしているとはいえ、先ほど入院した珠理奈はまだ本調子ではなかったのだ

「と、とにかく横になって」

玲奈は珠理奈の体をゆっくりとベッドに寝かせ

ナースコールを押したのだった

―――――

看護師が解熱剤を追加し

しばらくしたころ

「・・・ん」

珠理奈が目を覚ました

その横には玲奈がベッドに突っ伏し寝息を立てていた

「・・・」

珠理奈は親指と人差し指で四角をつくり

寝ている玲奈をその中に入れ写真の構図を考える

「・・・寝てる顔もいいなぁ」

そういってふっと笑い

玲奈の髪に触れた

「ん・・・はっ!」

玲奈はがばっと起き上がる

「ね、寝てました?」

玲奈はあわてる

「うん。みたいだね」

珠理奈はにこっと笑う

「・・・楽になりました?」

「うん、ありがとう」

気づけば

窓の外からは夕日の光が差し込んでいた

「・・・もしかして、ずっといてくれたの?」

「・・・もう少し傍にいてくれって言われましたから」

玲奈はそっぽを向きながら言う

「・・・ははっ」

珠理奈は思わず笑う

「・・・なによ」

玲奈はむすっとする

「ありがとう」

珠理奈はにこっと笑った

「・・・」

その笑顔に玲奈はドキッとする

「やっぱり好きだよ。玲奈ちゃんのこと」

「・・・からかわないでください」

「からかってないよ」

そういって珠理奈はそっと頬に触れる

「・・・今度はちゃんとしていいかな?」

(・・・そんな目で見られたら・・・反則だよ・・・・)

玲奈はそんなことを思いながら

ドキドキとする心臓の音が頭の中まで響いていた

そして

夕焼けに染まる病室で

2人は唇を重ねたのだった

感想

終わりましたね総選挙

個人的に指原の二連覇だと思っていたのですが

まゆゆ・・・おめでとうございます(^∇^)

でもでも何といっても

珠理奈4位

玲奈が5位

さや姉6位

という結果になりましたね

1位じゃないから悲しいと思うところでしょうが・・・

私的には好きなメンバーが並んでいるのが嬉しかったり(・∀・)

みるきーが選抜落ちというのが残念ですが・・・

個人的にはみるきーがしゃべってるときにさや姉を映してくれてたのは嬉しかった

玲奈のときも珠理奈が映っててテンションあがった

やっぱり私はこのカップリングが好きだなぁ・・・(・∀・)

どんな順位でも大好きだぜ!


そして執筆もがんばります!(・ω・)/
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