気ままな詩人

48グループの創作小説を書いています。じゅりれな、さやみるきーメインになります。SKE、NMBの支店推しです。苦手な方は退室ください。

2015年08月

◆豊田スタジアム

コンサート終わりまして

ホテルにおります(*^^*)

いやーよかった

ホントによかった

そして晴れたし!



人の多さに作者は圧倒され

西日にもやられ

心折れそうになっておりましたが…(-_-;)

始まったら叫んで楽しんでおりました笑

玲奈は最後まで笑顔でした

その姿は

清々しくて

凛々しくて

見てて気持ちよかったです


なんか

うじうじしてないで

前に進もうと思わせてくれました

読者の方には会えませんでしたが

同じスタジアムで叫べて作者満足でございます

うん、もうこの夏思い残すとはないです

さ、晩酌して

明日は名古屋城でもみてこようかなぁー(*^^*)

◆明日

研修終わって帰ってきました

テストはあったのですが

合否には影響しないのでと最初に言われ


じゃあ、なぜテストがあるなどと書く(・∀・)

と、作者ご乱心笑

まぁ

研修内容はとってもためになったし

おもしろかったので

結局この仕事好きやねんなーとか思ったりもしておりました

無事、認定証ももらい

帰ろうとしたのですが・・・


どしゃぶり・・・

おいおい、玲奈ちゃーん(・∀・)笑

名古屋も雨なんですかねー?

とりあえず、傘も借りれて

濡れることなく無事帰ってきました(;´▽`A``


さて、明日はいよいよコンサート!

グッズ何買うか迷う

だけど初名古屋だから

道には迷わないように頑張ろう・・・一人だし笑


いかれる方、もしよかったら作者を見つけてみてくださいねー笑

どの作品が好きかとか言ってくれたら

作者喜びます笑

あ、直接でなくてもコメントとかでも大歓迎なんですけどね( ´艸`)

ちなみに、17日のお渡し会の時に

アップした写真のペンギンが舞っているシャツで参戦しようと思っております(・∀・)

あ、写真に写ってるパワーストーンも付けていく予定です

そして、黒のリュック背負ってると思います

帽子は・・・しないかなぁ。雨だし笑

ただ、作者人見知りという

社会人としてはいけてない人なので

広い心でお声かけください(;´▽`A``

でも、せっかくだから読者さんと話しもしてみたいし・・・

とかいうめんどくさい奴です

はい、すいません!(´Д`;)


ただ、規模が規模なだけに・・・

はたしてお会いできる方は居るのだろうかと思いますが・・・(;´▽`A``

まぁ会えなくても

同じスタジアム内、一緒に叫びましょう!笑


気合入れるために

一杯飲んでから行こうかな・・・笑(・∀・)

あとがき

『青のツバサ』を読んでいただいてありがとうございました(^∇^)

もともとこの作品は5月くらいに書いていたのですが

中盤で行き詰っておりましてなかなかアップできなかった作品でございました(^▽^;)

あかりんファンの方、すいませんm(_ _ )m

なんかメンバーを嫌な奴で書くのって気がひけます・・・

そして玲奈がいじめられていたという描写を書くのもすごく苦戦しまして・・・

ずるずるとお蔵入りの空気が出ていたのですが・・・

これではいかんと、作者気合入れて書きました(^▽^;)


元ネタは

『何度目の青空か』です

この曲すごく好きで

空を見ることが多くなった気がします

毎日生活してる中で

空を見上げることって

あんまりないかもって

この曲を聞いて思いました

今の自分を無駄にするな

ホントにそうだなーと思います

いつだって、やろうと思ったら遅すぎることなんてないんです

そんなことを思って書いた作品でした


最後の珠理奈をモデルにした絵は

玲奈を苦しい現状から自由という空に連れて行ってくれた

空からの使者・・・

まぁ天使的な感じなんですねー

そして

空の青と珠理奈のグライダーの翼が青ということから

青のツバサが生えているんですね


人とかかわることが苦手で

風景画ばかり描いていた玲奈が

珠理奈という人物は描きたいと思ったわけです

そういう心境を描きたかったんですよねー


変わろうと思うきっかけは

人だったり、物だったり、風景だったり・・・いろいろあると思います

でも

それに何かを感じ

動き出すのは自分自身です


勇気のいることだけど

まず

一歩踏み出してみろ


秋元先生の書く曲は

そんなことを言っているのが多い気がしますね


今日、私の住んでるところは

台風一過で

きれいな青空です


うん。

いい空だ。



では、このへんで・・・

最後まで読んでいただいてありがとうございました(^∇^)

青のツバサ⑲終

そして・・・時は流れ

1年後―

都内のある場所で

絵画のコンクール作品が展示されていた

「あ、あったあった」

静香はお目当ての作品を見つけると

小走りで駆け寄る

「んー・・・こういうのが芸術ってやつなのか?いまいちわからん・・・」

孝一は別の作品を見ながら首をひねる

「お父さん、なにしてるの。こっち」

静香は小声で孝一を手招きする

「ん。あぁ・・・」

孝一は慌てて静香の元に駆け寄る

そして

「おー・・・いい表情じゃないか」

「ホント、やっぱりいい絵描くわね」

2人はその作品を見て

微笑んでいた




『マジッ!?やったじゃん!』

電話口で珠理奈の声が響く

「うん、ありがとう」

そして会場の外で

携帯を耳に当て

微笑む玲奈の姿があった

『私も見にいきたかったなー』

「仕方ないよ、試合だもん。それに・・・」

『なに?』

「恥ずかしいし・・・」

『それ、人にモデル頼んどいて言う台詞?』

「だから恥ずかしいの」

玲奈は口をとがらす

『ま、いいや。帰ったらゆっくり見よー』

「・・・ねぇ、珠理奈。そっちは今何時?」

『んーこっちは5時だよー』

「あ・・・ごめん、早起きさせちゃったね」

『ううん、いいんだー。試合の日って早く目が覚めるから』

「そう・・・一人で大丈夫?」

『んーまぁなんとか。会場には通訳の人がいてくれるし、あとはボディーランゲージで頑張ってる』

「ふふっ。帰ってきたらフランス語、ちゃんと勉強しなきゃね」

『う・・・わかったよ』

受話器口の珠理奈が口をとがらせている姿を想像して

玲奈はクスッと笑った


あの事故のあと

玲奈は会社に辞表を提出した

そして

今、美大に通い

新たな道を歩んでいた

あのコテージはもう玲奈のアトリエになっており

壁には多くの作品が飾られていた

一方、珠理奈は

ハンググライダーの腕をメキメキとあげ

今年、めでたく日本代表選手に選ばれ

今は世界大会が開催されるフランスに居るのだ


「ねぇ・・・珠理奈」

『ん?』

「今日の天気は?」

『んー・・・』

珠理奈の声の後ろからシャッとカーテンの音が聞こえた

『晴れてるよー。快晴。』

「・・・」

玲奈は空を見上げる

そこには

綺麗な青空が広がっていた

「うん、こっちも・・・すっごく綺麗な青空だよ」

そういって

玲奈は微笑んだ




「これはあれか?天使をイメージしてるのか?」

「うーん。たぶん」

「でも、なんで青いんだ?」

「それは・・・玲奈ちゃんにしかわかんないわよ」

「うーん・・・芸術とはわからんな」

孝一は頭をひねる

「いいじゃない。わかんなくったって、珠理奈のこんな表情描けるのはきっと玲奈ちゃんだけよ」

そういって静香は笑った

「金賞」と書かれたリボンが付けられた作品には

微笑んで手を広げている珠理奈の姿があった

そして

その背中には

青い翼が描かれていた


『タイトル―青のツバサ―』



―FIN―

◆行ってきました!

乃木坂初ライブ行ってきました

そして、さっき帰ってきましたー

いやーよかった(・∀・)

みんなきれいし、かわいいし

いい目の保養でごさいました(・∀・)

好きな曲いっぱい聞けたし(^∇^)

コールもしてみました笑


推しメンタオルはいくちゃんのがなかったので深川さんのを購入し

はっちゃけておりました(・∀・)

一緒に行った方は生駒ちゃんのうちわ買って

生駒ちゃんが近づいた時に見せてたら

気付いてくれたみたいで

私はいーなー(・∀・)って感じで見ておりました笑


さ、あとは30日です!

しかし、その前日に研修・・・!(´Д`;)

上司にどう?って言われて

じゃあ・・・ってお受けしたんですが・・・



上司よ

テストあるとか聞いてませんけど(・∀・)


でも一応受けるからには

ちゃんと合格するように頑張りたいと思います

次の日は豊スタと思って

気合入れます!(T▽T;)

青のツバサ⑱

数時間後――

珠理奈は病院のベッドの上に居た

「もービックリしたわよー」

「ごめんごめん。でも、どうもないから」

パイプ椅子に座り、携帯を手にしているのは珠理奈の母だ

珠理奈は苦笑いをしながら

包帯で巻かれた両手を合わせて謝る


救急車で運ばれた珠理奈は

検査などを受け

身体をうちつけ、怪我もしていることから

一日入院ということになったのだ


「珠理奈!大丈夫!?」

「大丈夫か!?」

話しを聞いた孝一と静香が病室に入ってきた

「うん、大丈夫」

「もー驚かさないでよー。心臓止まるかと思ったわよ」

「ま、その分だと元気そうだから安心したよ」

「ごめんなさいね」

珠理奈の母は頭を下げる

「ううん。命が助かってよかったわよ」

「そうだぞ。今度の大会だってでなきゃいけないんだからな」

「お父さん、そういうのは今言うことじゃないでしょ」

「すまんすまん・・・」

静かに怒られて孝一はぺこぺこと頭を下げる

「じゃあ私ちょっと荷物とか取ってくるから。話ししてて」

そういって母親は立ち上がる

「わかった」

「いってらっしゃーい」

珠理奈たちは手をふって見送った

「さ、私たちも行きましょうか」

「え?もう?」

静香の言葉に珠理奈は首をかしげる

「だって、ずっと待ってる人がいるんだから、そろそろ空けてあげないとね」

そういって静香はニッと笑い

孝一を引きずってすたすたと部屋から出ていった

そして

しばらくして


ドアがゆっくりと開く

「あ・・・」

そこには

玲奈が立っていた

「玲奈ちゃん・・・」

「どう・・・?」

玲奈はゆっくりと珠理奈の隣に歩をすすめ

パイプ椅子に座った

「うん、大丈夫。ずっと・・・待っててくれたんだ。ごめんね」

「ううん・・・」

玲奈はそういって首を振り

「よかった・・・」

そういって一筋の涙を流す

「あ、あれ・・・ごめんね。ほっとしたら・・・また・・・」

「・・・」

珠理奈はそっと頬に触れ

その涙をぬぐった

「よかった・・・今度はちゃんと拭けた」

珠理奈はニコッと微笑む

「珠理奈・・・」

「玲奈ちゃん・・・私、返事聞いてないんだけど」

「え?」

「ほら、宙吊りになってた時言ったじゃん。好きって」

「え・・・」

玲奈はみるみる顔が真っ赤になった

「・・・返事は?」

珠理奈はクスッと笑う

「・・・」

玲奈は黙ってうつむく

「・・・それって、OKってことでいいんだよね?」

珠理奈はそっと玲奈の頬に触れ

「あ・・・えっと・・・」

困惑する玲奈に珠理奈の顔が近づき・・・

そっと触れるだけのキスをした

「・・・」

玲奈はさらに真っ赤になり

固まっていた

「ふふっ。かわいいー。そんな表情が見れるんだったら、もっと早く告白しとけばよかった」

珠理奈はクスッと笑った


「もう・・・からかわないの」

玲奈は口を尖らし、そっぽを向く

「ごめんごめん」

珠理奈は手を合わせて謝った

「・・・」

玲奈は珠理奈のその手に目をやり

そっと触れる

「痛い・・・?」

「まぁ多少は」

そうって珠理奈は苦笑いをする

「あの時、ホントに心臓止まるかと思ったんだから」

玲奈はそういって口をとがらす

「・・・ごめんね」

「下にマットがあってホントに良かった・・・」

「うん。みんなに感謝だよ・・・」

珠理奈は苦笑いをする

「でもさ・・・なんか・・・思い出しちゃった」

「え・・・?」

「落ちていく感覚がなんとなく・・・棒高跳びにさ」

「・・・」

「私さ、高校の時棒高跳びの選手だったんだ」

「・・・」

玲奈は以前静香から聞いたことを思い出す

「あ、棒高跳びってあの長い棒つかって跳ぶやつね。走り高跳びよりも高く跳べるでしょ。あの、空にむかってぐいって上がる瞬間が好きでさー。着地の時にマットに寝そべってバー越しに見る空が大好きだったんだ・・・」

そういって珠理奈は天井を見つめる

「・・・でも膝怪我しちゃって思うように跳べなくなっちゃって」

「・・・」

「何度跳んでも思うように身体が上がらなくて・・・バーも落ちるばっかりで・・・私は空から落ちたんだって・・・見放されたんだって・・・。あの時は、ホントに翼を取られた気分だった」

珠理奈は昔の事を思い出しているのか

目を閉じる

「でも、そんな時に静香さんがあそこに連れて行ってくれたんだ。わけもわかんないままハーネスつけられて、空を飛んだんだ。あの時の感動は・・・今も忘れない」

珠理奈はそう言うと玲奈を見つめる

「だからさ、玲奈ちゃんを連れていきたかったんだ」

「え・・・」

「言ったでしょ?窓拭いてた時から気になってたって。ずっとうつむいて、表情暗くて・・・どうしたら元気になるんだろうって・・・思ってた」

「珠理奈」

「だからさ。また行こうよ。飛ぼう」

そういって珠理奈は笑う

「それにさ、私玲奈ちゃんのあの絵、完成したの見たいんだ」

「え・・・」

「玲奈ちゃんが居ない時、グライダーしに来た子供がかけてた布とっちゃって・・・見ちゃったんだ・・・あれ・・・私だよね?」

「・・・うん」

玲奈は静かに頷いた

玲奈が描いていた風景画の空には

グライダーで飛ぶ珠理奈の姿が描かれていた

人物を描かなかった玲奈が

初めて描こうと思ったのだ

あの場所で

空を気持ちよさそうに飛ぶ珠理奈を見るのが

何よりも好きだったから・・・

「だから、もう描かないとか言わないでよ」

「・・・あのね」

玲奈はぽつりと口を開く

「うん・・・」

「私、小さい頃からずっと絵を描くのが好きだったの。高校でも美術部に入って・・・できたら美術系の大学に行きたいって思ってたくらいだった・・・。でもね、人づきあいとかうまくなくて・・・クラスでも浮いてて・・・気づいたら無視されたりいやがらせされたりして・・・いじめ・・・られてたの」

「・・・そう・・・なんだ」

「でもね、私は絵を描いてたら平気だったの。絵を描いてる時はすごく集中してて周りの事なんか気にならなかったから。でもね・・・ある日、クラスの人たちが私の絵をめちゃくちゃにしたの・・・」

玲奈は膝の上で合わせていた手をぎゅっと握る

「絵具を塗られて、最後に水かけられて・・・何よりも大事な物を壊されて・・・もう何も考えられなくなったの。今も時々蛇口からでる水の音を聞くとあの日の事を思い出すんだ・・・」

「玲奈ちゃん・・・」

「それでね、私は描くのを止めたの。壊されるくらいなら、もう描かないって。あんな思いをするんなら、何もしないって。だから、そこそこの大学でて、今のとこに就職して・・・人生に魅力なんて見つけようとしなかった・・・」

「そんな時、珠理奈が現れたの。空に連れて行ってくれて、すごく前向きになれたの。須田さんにだって仕事は引き受けないって言えたし、また絵を描きたいって思えたの・・・珠理奈が変えてくれたんだよ」

玲奈はぱっと顔を上げて珠理奈の方を見た

「・・・でもね。あの日、聞いちゃったの。須田さんが他の社員とはなしてるとこ・・・私が気に入らないって」

玲奈は再びうつむき

「私が提出したデータをいじって、自分がそれを直して上司に気に入られてたの。上司は私に対してすっごく怒ってて会社での立場も悪くなっちゃって・・・それで・・・あの水音がまた強くなったの。だから怖かったの。前を向くのが怖くなったの。傷つくくらいなら・・・前みたいに毎日与えられた仕事をしてた方がましだって」

「・・・玲奈ちゃん」

「ごめんなさい・・・気にかけてくれたのに・・・突っぱねちゃって」

「・・・玲奈ちゃん。そんな会社、辞めちゃいなよ」

「え・・・」

玲奈は驚いて顔を上げる

「もう一回絵の勉強、してみたら?」

「へ・・・だって・・・今更」

「描くの、好きなんでしょ?」

「・・・うん」

「だったら、描こうよ。遅いことなんてないよ。それが玲奈ちゃんらしさなんだから」

「私・・・らしさ?」

「好きなことしよう。私、玲奈ちゃんが絵描いてるの好きだよ」

そういって珠理奈はニコッと笑った


その顔は

空の上で見た

あの時の笑顔だった




(あぁ・・・そうか・・・珠理奈はきっと・・・)





玲奈はそんな珠理奈の顔を見て微笑んだ

青のツバサ⑰

「はっ・・・はっ・・・」

玲奈は夢中で走っていた

『本当に大事な物無くしちゃうわよ』

静香の言葉が蘇り

『玲奈ちゃん』

グライダーで一緒に飛んでいる珠理奈の姿が浮かんだ

「・・・っ!」

玲奈は勝手に溢れて来る涙をぬぐう

いつだって・・・

珠理奈は私と向かい合おうとしてくれていた

青い空に連れ出してくれた

また、絵を描こうって思わせてくれた

それなのに

それなのに・・・

私は・・・

昔を思い出して

また殻に閉じこもってしまった

ずっと珠理奈は声をかけてくれたのに

傷つくのが怖くて

さしのべられた手を

拒絶し続けていた

珠理奈は

私の心の中の水を

止めてくれたのに

私は・・・

自分の手でまた開けてしまったんだ

「・・・やだ」

もう失いたくない

私の事なんてどうでもいい

珠理奈を・・・

珠理奈を失いたくない!

玲奈は勢いよく扉を開けた


「珠理奈!!」

そこには腕の力だけでワイヤーロープにぶらさがっている珠理奈が居た

「・・・玲奈ちゃん」

珠理奈は顔をしかめたていたが

玲奈の姿を見つけるとふっと笑った

「珠理奈!」

玲奈は窓に張り付いて

叫ぶ

「玲奈ちゃん・・・」

「珠理奈!血が・・・・!」

玲奈は珠理奈の手を見てハッとする

珠理奈の手はワイヤーロープの摩擦熱で手袋が擦れ

血がしたたっていた

「・・・ははっ。ちょっとね。でも、大丈夫だよ。さっき、消防呼んでくれたみたいだから」

珠理奈は顔をゆがませながら無理に笑う

「で、でも・・・」

「玲奈ちゃん・・・」

玲奈の言葉を遮って

珠理奈が口を開く

「好きだよ」

「え・・・」

「玲奈ちゃんの事が好きだ。ずっと・・・窓ふきの時見てて気になってた」

「な・・・なんで、今そんなこと言うの?」

玲奈の頬に涙が伝う

「・・・なんでかな。言いたくなったんだ」

そういって珠理奈は笑う

それって・・・

もう身体を支えられないってこと?

じゃあ・・・

玲奈の心臓はドクンと鳴る

「いやっ!こんな時に聞きたくない」

玲奈は窓をドンっと叩く

「玲奈ちゃん・・・私ね玲奈ちゃんに笑ってほしかったんだ」

珠理奈はぽつりと言う

「空に連れていった時、うれしそうな玲奈ちゃんの顔見て、よかったって思った。でもさ、最近また表情が曇ってて・・・私バカだからさ、どうしていいかわかんなくて・・・嫌な思いさせちゃってごめんね」

「・・・」

玲奈は黙って首をふる

「玲奈ちゃん。笑って」

「・・・」

玲奈は首を振る

「笑ってよ・・・私、玲奈ちゃんの笑った顔、好きなんだ」

「・・・」

玲奈は無理に口角を上げようとしたが

涙がとしゃくりあげる呼吸でうまく笑えなかった

「笑えてないじゃん・・・。あーあ、窓一枚挟んでるのがくやしいなぁ」

なかったら

その涙を拭いてあげられるのに・・・

珠理奈はそう思いながら

ずるずると落ちていく

「珠理奈!!」

玲奈は落ちていく珠理奈に向かって叫ぶ

「・・・玲奈ちゃん。大好きだよ」

珠理奈はそう言って微笑み

ワイヤーロープから手が離れる

「いやぁぁぁぁっ!!」

玲奈は叫ぶ

珠理奈の体は宙に舞い

しゅるしゅると勢いよくワイヤーロープが降りていく


ものすごいスピードとは裏腹に

珠理奈には

それがスローモーションのように見えていた


あぁ・・・

この感覚・・・似てるなぁ

珠理奈は棒高跳びで落ちていく感覚を思い出す


空が

ゆっくりと

遠ざかっていく・・・



珠理奈は

そっと目を閉じた


そして・・・


ボフっ!!


「え・・・」

珠理奈の体は柔らかいもので包まれ

驚いて声を漏らす

「松井!!」

「大丈夫!?」

「よかったー・・・間一髪だ」

「小山さん・・・それに・・・みんなも」

珠理奈はゆっくりと身体を起こす

そこには今日会社の清掃に来ていたスタッフたちがいた

「避難用のマットがあってよかったよ・・・」

そういって小山はその場にへたりこむ

消防が来るまで間に合う保証がないとおもった小山は

片っぱしから清掃員に声をかけ

避難用のマットを運び出していたのだ

「もー血が出てるじゃない!」

「早く手当てしなきゃ!」

「他に怪我したことろはない?」

清掃員のおばちゃんたちが珠理奈を取り囲む

「あ・・・大丈夫です」

珠理奈はそういって笑う

「珠理奈!!」

声がして皆、一斉に振り向く

そこには勢いよく走ってくる玲奈の姿があった

「玲奈ちゃん・・・」

そして

玲奈はその勢いのまま避難用マットにのぼり

ぎゅっと珠理奈を抱きしめた

「よかった・・・よかった・・・」

玲奈は泣きながら

さらに腕に力を込める

「・・・玲奈ちゃん」

珠理奈は抱きしめ返そうとしたが

(あー・・・こりゃ・・・だめだな)

自分の血で汚れた手を見て

苦笑いをした


ピーポーピーポ・・・

ウゥーーーー・・・

遠くから救急車とサイレンの音が聞こえていた

◆台風

いやー酷かった(-_-;)

みなさん大丈夫でしたか?

今回は雨も風もすごい…

仕事場から駐車場までのほんのすこしの距離でびちよびちょ…(-_-;)

しかも、朝あんなに酷くなるなんて思っても見なかったから

物干し竿とか洗濯物干すやつとかそのままにしておりましたら

下においていたガジュマルに直撃しておりまして…

雨風のなか片付けやらなにやらしておりました…

しかも職場では

ポカ連発で

書かないほうがいい書類を書くはめに…(T-T)

しかも全部水関係で

職場の方には水難の相がでてるんじゃないといわれて

心配されました(^-^;

まぁなんやかんやゆーても

自分が悪いんですけどね(-_-;)


でも、いいんです

だって明日、乃木坂ライブだから!笑(・∀・)

今日のライブ行った人は大丈夫だったんでしょうか…(-_-;)

私、今日やったら絶対行けてなかったわ…

こんなことを言うと、今日行った方に申し訳ないのですが


よかった、今日通過してくれて…(T-T)


しかも結構いい席なので

叫んでストレス発散してこようと思います(*^^*)

あ、ちなみに作者は乃木坂メンバーみんな好きなんですけど

あえていうなら

いくちゃんと深川のまいまいが好きです(・∀・)ノ

読者さんでいかれる方いますかねー?

作者は昼公演に行きます!今回は一緒にいってくれる人は私がブログしてるのを知らないので

ひっそりと紛れていようと思います笑

いかれる方、一緒に楽しみましょうねー(*^^*)

青のツバサ⑯

――――――

土曜日

「はぁー・・・」

珠理奈はオフィスの屋上でため息をついていた

「どうした松井?最近元気ないぞー」

同僚の小山雄一が肩を叩く

「はは・・・まぁ・・・」

珠理奈はばしばしと叩かれながら苦笑いをする

「ま、ささっと終わらせて帰ろうぜー」

そう言いながら小山は準備を始めた

「はい」

珠理奈もそれに続く

今日は窓拭き清掃の日なのだ

珠理奈はあの後も玲奈に話しかけていたのだが

ことごとくあしらわれていた

「はぁ・・・」

珠理奈はため息をつきながらハーネスをつける

「・・・っと」

珠理奈は慣れた手つきで下に降り

清掃をしていく

(玲奈ちゃん・・・今日も居るかな)

珠理奈は玲奈の階に近づくにつれ

落ち着かなくなっていた

「はぁー・・・なんで下に降りるだけなのにもやもやしてんだよ」

珠理奈はそう呟き

大きなため息をついた


ここで窓ふきをし始めた時から

ずっと気になっていた

休日も仕事をしている人・・・

珠理奈はそんな玲奈の横顔を見ながら

毎回窓を拭いていた

そして

偶然、あの日珠理奈は整備管理室の清掃を行っていた

『蛍光灯の交換ですか?あー。今ちょっと出払ってて・・・すぐには行けないんですよ』

『あ、よかったら私行きますよ』

何気なく珠理奈は蛍光灯の交換を引き受けた

そして・・・

初めて、ちゃんと玲奈の顔を見た

その瞬間

胸が大きく跳ねた

完全な一目惚れだった

そして

玲奈の表情が

なんとなく昔の自分と重なった

元気になってほしい

この人が笑ってる姿を見たい

それが

珠理奈の願いだった

気づいたら

強引にも空に連れ出していた

玲奈の表情も明るくなり

笑うことも多くなった

だから

自分のしたことは間違ってないと思っていた

そして

気がついたら

玲奈の事がもっともっと好きになっていた

大会でいい結果が出たら

玲奈に告白しよう・・・

そんな淡い思いを抱いていた矢先

『珠理奈にはわからないよ』

玲奈にそういって拒絶され

どうしていいかわからなかったのだ


「・・・しっかりしろ!今は仕事中だ」

珠理奈は自分に気合を入れ

下に降りようと

窓を蹴ろうとした

その時

ビュゥゥ・・・!

「わっ!」

突風が吹き

珠理奈の身体はぐらつき

窓から足が離れる

「やばっ・・・」

体勢を立て直そうとしたが

ドンッ!

珠理奈は窓に身体を打ちつけてしまった

「くっ・・・」

珠理奈は痛みに顔をしかめる

「おーい松井!大丈夫か!?」

上で小山が声をかける

「あー大丈夫でーす」

そういって珠理奈は手を上げようとした

その時

勢いよく身体が下がっていくのがわかった

「松井!!」

「な・・・なんでっ」

珠理奈は焦り

とっさにワイヤーを握りしめる

「ぐあっ・・・」

摩擦熱で手袋からは焦げたにおいがしていた

いくつもの階を通り過ぎ

数十メートル下がったところで

珠理奈の身体は止まる

「はぁ・・・はぁ・・・」

珠理奈は痛みに顔をゆがませながら

自分のハーネスを見る

「げ・・・」

珠理奈思わず声を漏らした

壁に当たった衝撃で

ワイヤーと身体を繋いでいる装置が外れてしまっていたのだ

「松井!大丈夫か!」

上で同僚が叫ぶ

「すいません。金具が外れて・・・」

「えっ!わ、わかったちょっと待ってろよ!」

小山は血相を変えて奥に引っ込んだ

珠理奈の安全装置が外れているため

上からモーターで引っ張るとことができないのだ

無理にしてしまうとまたワイヤーの摩擦熱が起こり

珠理奈が捕まっていることができなくなり、落ちてしまうかもしれない

同僚はそれを恐れたのだ

「まいったな・・・っ・・・」

珠理奈はじんじんと痛む両手に力を込めながら苦笑いをしていた


―――

「松井!」

「へっ!?」

勢いよく開けられたドアに

玲奈はドキッとして声を上げる

「・・・もっと下かっ!」

その人は玲奈ではなく

窓の方しか見ていなかった

「え・・・」

玲奈は尋ねようとしたが

「くそっ!」

その人は勢いよく出て行ってしまった

「な・・・なに?」

玲奈は首をかしげる

そして

さっきの人は珠理奈が窓拭きをする時に着ていた服だと気づく

「なんであんなに急いで・・・」

そう思い

玲奈はハッとして窓を見る

そこにはワイヤーロープがゆらゆらと揺れていた

「・・・珠理奈?」

玲奈はおそるおそる

窓に近づき

下を見る

「・・・!!」

そして

その場にへたりこんでしまった

下には珠理奈が宙吊りでワイヤーロープを握りしめている姿があった

先ほどの人の様子からして

今珠理奈は転落しそうになっていると

玲奈は瞬時に理解したのだ

――――


「松井!消防署に電話した!あと会社にも電話したからな」

しばらくして

小山が肩で息をしながら珠理奈が居る近くの非常窓を開けて叫ぶ

「あ・・・ありがとうございます」

「大丈夫か!?くそっ・・・なんでここしか開かないんだよ!!」

小山はぎりっと歯を食いしばる

珠理奈が居る場所は非常窓から離れており

他の窓も開かないようになっていたのだ

「と、とにかく!もうすぐ助けが来るから待ってろよ!」

そういって同僚はまた走って行ってしまった

「はは・・・まいったなぁ・・・もつかな」

珠理奈はそう呟き

刻一刻と消耗していく腕の力と

増してくる掌の痛みに

顔をゆがませていた

青のツバサ⑮



―――――

そして

さらに数日が過ぎ

コツコツ・・・

仕事を終えた玲奈は夜道を一人歩いていた

「玲奈ちゃん」

コツ・・・

玲奈はうつむいていた顔を上げる

そこには

静香が立っていた



公園のベンチで

2人は缶コーヒーを手に座っていた

「最近玲奈ちゃんが来ないから寂しいなー」

そういって静香は玲奈の方を見る

「・・・すいません」

玲奈はうつむいたままだった

「・・・何かあった?」

「いえ・・・」

「空、嫌いになった?」

「・・・いえ」

「じゃあ、なんでそんな顔してるの?」

「え・・・」

「今の顔、最初に来た時とおんなじよ」

「・・・」

玲奈は静香を黙って見つめていた


「・・・珠理奈もね。最初に山に来た時そんな顔してたの・・・」

静香は昔を思い出すように

遠くを見つめながら言う

「え?」

「珠理奈を連れてきたのは高校3年の秋だったかなー。目つきなんてこーんなにつりあがって無愛想だったんだから」

静香は玲奈の方を向き、目の端を指で引っ張りながら言う

「珠理奈が・・・?」

「そう。今じゃ想像できないでしょ?あの子ね、元々棒高跳びの選手だったの」

「棒・・・高跳び?」

「うん。あのながーい棒使って飛ぶやつね。結構注目選手で国体とかにも選ばれてたみたいよ」

「え・・・!そんなに?」

「ええ。でもね・・・高校最後の大会を前に膝痛めちゃって・・・思うように跳べなかったらしいの」

「そうなんですか・・・」

「そのせいで推薦とかも白紙になっちゃったし、何よりもう跳べないっていうのがショックだったんじゃないかしら・・・。それからの珠理奈は何に対してもやる気を失っちゃってて・・・。家に引きこもるようになっちゃってねー。母親から相談受けたの。あ、私元々珠理奈の母親と同級生で――」

静香は話し続ける

玲奈は珠理奈と初めてこの公園でお昼を食べた時に見た

寂しげな表情を思い出した

もしかしたら・・・私の言った「飛びたい」っていう台詞が「跳びたい」という意味に捉えられたのかもしれない・・・

「珠理奈はねー、空飛びだしてからいい顔になったわよ。母親も言ってたわ、前の顔に戻ったって。だから、あなたにも感じてほしかったんじゃない?」

「・・・」

「空飛ぶとさ、仕事とか自分のプライドとか・・・世間とかそんなのどーでもいいって感じになるんだよねー。だから私も止められないんだけどね」

「・・・」

玲奈は静香の話しを聞きながら

缶コーヒーを見つめる


「私さ、玲奈ちゃんが珠理奈と一緒に飛んだり、絵描いてる顔が好きよ」

そういって静香は立ち上がる

「仕事ってさ、生活するために嫌なことがあっても耐えなきゃいけないけど・・・それでも苦しいんなら、辞めてもいいと思うの」

「え・・・」

「いろんなものにとらわれてると、本当に大事な物まで無くしちゃうわよ」

「静香さん・・・」

「ごめんなさいね。おばちゃんでしゃばりすぎちゃったわね」

静香はそう言って

ニコッと笑った

「・・・いえ」

「じゃあね、玲奈ちゃん。また気が向いたら来てよ」

そういって静香は手を振る

「は、はい・・・」

玲奈はぺこっと一礼した

「あ、あとねー」

静香は振り向き

「私、今玲奈ちゃんが描いてる絵すごく好きよ。完成したらコテージに飾らせてね」

そう言って静香は笑った

「・・・」

玲奈は頷くことも出来ず

ただただ静香を見つめていた



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