片想いFinally MVを見てかなりの妄想で書いております。



激しい雨の降る中


私、松井珠理奈は立ち尽くしていた



「・・・っ!」


たて続けにビンタをうけた頬が痛んだ


「参ったなぁ・・・」


そういって天を見上げる


女子高で遊びまくってた結末はこういうことなのか・・・


「一人になっちゃったなー・・・」


そうつぶやく私の頬には雨ではない流れるものがあった







女子高に入ってから


私は異様にモテた


周りは常に女子が言いよってくる状態だった


そんな状況に甘えていたのかもしれない


何人もの女の子と遊んだ


一夜限りだってある



入学当時から


同じクラスになったちゅりがよく誘ってきていた


どうやら実家が金持ちらしく


いろいろな所に遊びに連れて行ってくれた


そんな状況に甘えていたら


いつの間にか学校ではちゅりと自分は付き合っているということになっていた


とりあえず付き合っているっていうのは否定して仲がいいってことにして


濁している


だって


「付き合う」という一種の契約をしなければ


何をしても許されるから・・・





高2になるとちゅりとは違うクラスになった




クラスが変わってから


ちゅりの目を盗んで誘ってくる子が増えた気がする


来るものは拒まず


私も笑顔で受け入れる


ちゅりと付き合ってないんなら私と付き合ってと何度も言われるけど


うまくかわしてきた





みんなどうしてそんなに付き合いたがるんだろうか・・・



一人に固執する必要なんてないのに


・・・・





「付き合うってなんなんだろうなー・・・」


掃除をさぼってベランダから空を見上げ、つぶやいた


「えー珠理奈はちゅりと付き合ってるんでしょ?なに哲学者みたいなこといってんの?」


と、同級生につっこまれる


「ははは、付き合っては無いよ」


「そうなの?じゃぁ私にもチャンスある?」


箒をもちながら、上目づかいで聞かれた


「そうだね・・・」


私はにこっと笑って


そっと頬を触ろうとした・・・


その時


バタン!!


という戸の勢いよく閉まる音がして手が止まった


「え、なに?///」


同級生は音にびっくりして顔を赤らめながら身を引いた


私はベランダから音のした方を見る


そこは更衣室の扉だった



そこには長い黒髪の色白な少女が顔を赤らめながら息を整えていた


「あー・・・あの子って」


名前を思い出そうとしたら


「松井玲奈さんだよ。先週転校してきた。」


と、隣から一緒に覗き込んでいた同級生がいった。


「あーそうそう、同じ松井だったんだよ。ちゅりに言われてさ。」


「ちゅりと同じクラスだもんね。でも共学から女子高に来たみたいでとまどってるみたいよ。いろいろと」


私は、にやっとした表情で彼女をみている同級生と


顔を真っ赤にして走り去っていく本人をみて


「そういうこと・・・・なかなか、かわいいじゃん」


そういう初な感じ好きなんだよな



これが


私と松井玲奈の出会いだった


ちょっとした


いつもの遊び心で


私は彼女に近づくのだった